2021/06/08 18:53


明治四十四年創業。

富山県は黒部市、生地温泉は上杉謙信が発見した霊泉と語り継がれ、伝統を守り、時代と共に少しずつ形を変えながら、110年旅館業を続けて参りました。


そんな中、この世を襲った新型コロナウィルスの荒波。世界中で人の流れが止まってしまうことが、旅館業にとって致命的なダメージになるということを深く痛感致しました。

世の中でオンライン事業が推進されていく中、私たちは完全に取り残されていました。

バーチャル旅行、みらい宿泊券など、旅館業として生き残っていくために、足を運んで頂かなくても旅館の価値を発信できるコンテンツをお届けすべく考えましたが、なかなか実現には結びつかず悩んでいました。

しかしそう思案を巡らせているうちに、大切なことに気がつきました。
当館のおもてなしの一番の自慢は、「お料理」であるということです。もともと漁師町という土地柄もあり、生地温泉たなかやでは魚を中心とした日本料理をお出ししており、お魚好きなお客様からもご好評を頂いておりました。



そして手前味噌ですが、若旦那はお魚をさばく時の丁寧さ、几帳面さに優れています。
新鮮な魚を味わって頂くには、新鮮な魚を仕入れるだけではなく、迅速かつ丁寧に捌いていかなければなりません。魚を下す際に慎重に包丁を入れていったり、念入りに内臓や血を取り除いたり、活魚を仕入れたときは活〆にしたりと、一口に捌くといっても非常に神経をつかう作業です。
しかし、「その作業を抜かりなく行うことこそが、最高のお料理を提供する基本」という事を信念とし、料理人として邁進して参りました。


この度は、料理長の最大の長所である丁寧さを活かし、たなかや謹製の干物を販売する運びとなりました。お客様にお喜び頂けるよう、心を込めて作らせて頂きます。


最高の干物をお届けするためのこだわり
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●当館料理長が仕入れから加工まで担当しております。
●立山の雪解け水が育む、富山県産の魚のみ使用致します。
●新鮮な魚を丁寧に丁寧に加工しています。
●「食べやすさ」も大切に。魚の骨は可能な限り取り除いて加工しています。
●ふっくらジューシーな旨味と食感を味わって頂く為に、一夜干しをしております。(レアな食感です。)
●内容量もたっぷり。20尾以上入れさせて頂きます。
●保存料は一切使っておりません。
●美味しさを長く保つため、真空包装をしております。



おかずやおつまみは勿論、栄養バランスに気を遣った朝食、キャンプ、バーベキュー、七輪で焼いたりと様々なシーンで楽しめると思います。
フライパンでも美味しく焼けますので、魚焼きグリルのお手入れがネックな方にも良いですね。

たくさん作って沢山販売したいというのではなく、食を通じて皆様の心を少しでも豊かにするお手伝いが出来れば、旅館「生地温泉たなかや」のファンが少しでも増えれば良いなぁという気持ちで作っております。


旅館の新しい価値が創造できるように、これからも行動を続け邁進して参ります。